2011年06月26日

Road to New Zealand Vol.7

『スキーの穴を掘り起こせ!』

〜ブーツの中 @〜

HIGAです。
前回のスタンスとバランスについて、自分で意識することにより調整できる事と、調整してもできないことがあります。
例えば、左右の足の大きさはどうでしょうか。
最近では、自分の足の大きさ(長さや幅、高さ)に左右差があることをご存知の方も多いと思います。
例えば25pと言うので、実寸を測ると右24.2p、左24.8pという方がいたとします。(だいたい大きめを言う方が多い)
こんな場合、スキーブーツが25.0pか25.5pだと右足が前後にずれやすくなります。
長さだけでなく幅や甲の高さなども小さいとスキーブーツ縦センターに対するズレや、エッジング方向へのローリングも発生します。静的にはVol.6でお話しした9マスAタイプのバランスが感じられても、滑走時、動的には、ぼやけてきます。
根本的身体条件にズレがあると意識でバランスを調整することは難しくなります。
それを解決するために道具の調整が必要です。

以下のような症状の方はカスタムインソールとブーツチューンによる調整をおすすめします。

 @ 外反母趾や足裏のタコ
 A 左右の足長差
 B 左右の扁平差  舟状骨(内くるぶし下の突起骨)の高低差
 C しょう骨(かかと)の大きさ、傾きの左右差
 D くるぶしの位置の左右差
 E 足首前側のしわの左右差
 F 足首の太さの左右差
 G けい骨の湾曲の左右差
 H ひらめ筋、ひふく筋、前けい骨筋の左右差
 I 膝の高さの左右差

<サンプル画像>
higa_ashi_kore.jpg
※勇気のある方は、クリックして大きな画像でどうぞ。

「いいコーチはブーツの中の足が見える」と言うのが私の持論です。
長年にわたり、たくさんの素足を見せてくださった皆さんに感謝します。
今後も皆さんのサンプリングをお願いします。
足フェチ、HIGAでした。
posted by スポネ★スタッフ at 22:56| Comment(2) | H-studio

2011年06月21日

Road to New Zealand Vol.6

『スキーの穴を掘り起こせ!』

〜スタンスとバランス〜

HIGAです。
前回のつながりでゴルフにおけるスタンスについてお話したいと思ったのですが、
どんどんゴルフの穴に落ちてしまいそうなので、本題から先にお話したいと思います。
ゴルフのスタンスはまた、そのうちに…
今回は、スキーのスタンス4ヶ条についてお話します。

@股関節幅  : 大腿骨ポールの中心とスキーの縦センターを合わせたもの。
A平行     : 両スキーの縦センターを平行にする。(スキーインエッジの湾曲に惑わされるとハサミ状になります。)
B前後差なし : 左右のスキートップ・つま先・膝・骨盤・肩・グリップのラインを平行に。
Cべた足    : 足裏全体がつく感覚と左右50:50。
 
4つの条件が満たされると足もとに正方形を感じることができます。
そして、その中心にバランスを感じることができます。
以下に、この4つの条件を図にしてみました。

<支持基底面>
110621A.jpg
★……重心の位置

直滑降やターン切り替えをニュートラルで行う場合に発生する基本的なスタンスです。
9つのマスにバランスよく荷重されて、効率よく滑ることの出来るスタンスといえるでしょう。

それでは、あえてその条件を変えてみましょう。
まずは@の幅。スキーの縦センターを股関節幅よりも広くしたり狭くしたりします。
股関節や足首での調整で9マスのバランスを正方形近くに維持することもできますが、
足の形状の変形や脚のO脚やX脚が出てしまいます。
踏ん張りのきく合理的な足の形状や膝の位置を維持したとすると図のように変形します。
110621B.jpg

A〜Cについても条件を変化させてみると、
以下のように変形します。
110621CDE.jpg

さらに、@〜Cを組み合わせた変形パターンは134通り存在することになります。
例えば、B-1とC-1とDとE-1の組み合わせは、
110621F.jpg
イヤになってきます…。

滑走中は、この4つの条件が1つでも崩れると結果としてムダな運動が生じてしまいます。
そのムダな運動が、さらに非効率的な運動を助長します。
後傾、内倒、左右非対称ターン・・・、スキーにおける主な失敗例。
全ては、ここから修正しなければなりません。

複雑なイメージは消去して
目指せ右斜め下
110621A.jpg
posted by スポネ★スタッフ at 16:14| Comment(0) | H-studio

2011年06月17日

Road to New Zealand Vol.5

『スキーの穴を掘り起こせ!』

〜根っこの大切さ〜

HIGAです。
スキー同様、ゴルフにおいても、「体幹」や「骨盤」「股関節」という言葉が最近よく使われます。
「ボールを足で打つ」という表現もよくされます。ゴルフクラブは手で持って、手で上げて、手で降ろしてしまいがちです。ゴルフにおいては手の器用さが、かえってあだになることが多く、再現性を低下させることがあります。上級者になると手はクラブがすっぽ抜けて飛んでいかないように軽く握る程度で、股関節始動による骨盤の回転と、体重移動により体幹を回旋させ腕とクラブは遠心力によって動かされる感じになります。プロ野球のピッチャーもよく使う表現ですが、「腕を振る」(下半身によって振られる)という動作と同じです。相反する動作は「置きに行く」(手で調節する)といいます。ピッチャーは下半身が重要とよく言いますが、オフシーズンに走り込むことにより安定した体幹を作り、自信をもって腕を振れるのです。

11061701.JPG
<でんでん太鼓のイメージで…>

股関節の力を生かすために欠かせないのが大地の力です。根っこ(足裏)が大切です。アイススケートリンクの上でスウィングするイメージをもってみてください。股関節をうまく使える人ほど本来のスウィングができないでしょう。根っこが不確かだと、パワーライン(体幹が生み出す力の動線)が安定せずコントロールを手先(意識)でしてしまうのです。緊張したり苦手意識をもつと普段できていることができなくなるのもそのせいです。足裏と体幹の連動を再現する自信を持てるように練習することが重要です。合理的なスタンスとバランスが生み出す体幹運動が力を発揮できるのです。 

11061702.JPG
<ショット後の蹴り足(右足)下の芝は渦巻いています。>
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2011年06月14日

Road to New Zealand Vol. 4

『スキーの穴を掘り起こせ!』

最近のアディダスシューズのソール

HIGAです。
ウチの人たちは私がゴルフのティーチングプロライセンスを持っていることはご存知でしょう。ゴルフもスキー同様、足もとへのこだわりは尋常でないこともよくご存知でしょう。
当然、ゴルフシューズ内にもカスタムインソールが入っていることは言うまでもありません。
スウィングのためのインソールでスキー用のインソールからフィードバックされた情報により前後・左右・上下軸を3Dに整えることにより水平かつ左右50:50な体重バランスを再現しやすくまっすぐ、よく飛ぶという動きをサポートします。

話がどうしてもそれてしまうのでインソールではなくソールの話にもどります。
アディダスのゴルフシューズに、アディダスのランニングシューズのソールのパターンを採用したものが出ました、というお話です。
かかとの外側が半月状に割れているものをご存知の方も多いと思います。
歩く、走る際の足の接地の仕方を意識化させるよいシューズだと思います。足裏の荷重点と重心の動線イメージをシューズの機能によりアップさせることができます。ゴルフにおいてもスウィングのためのソールパターンに歩くためのパターンを取り入れたという事です。カートに乗らずに18ホール約10kmを歩く私にとってはありがたい進化です。

身体にいい歩き方、走り方を見つける上で足裏感覚が重要です。ゆっくり歩きながら、かかとからつま先までの荷重点の移動を確認してみてください。
歩幅やかかとの着く位置、つま先の開き角などを変化させ足裏感覚を磨きましょう。
CIMG9761.JPG足裏.jpg
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2011年06月10日

Road to New Zealand Vol.3

『スキーの穴を掘り起こせ!』

HIGAです。
さらに具体的に…

長身の男性に多い猫背は腰痛の原因。生涯スキーを続けるため一番出会いたくないのがヘルニアではないでしょうか。腰椎の生理湾曲のRは17cm前後が良いといわれています。
猫背の方が必ずとは言いませんが、猫背になると受け腰になりやすくRが30p以上の人もざらにいます。頭の位置が前に出すぎると頭の重さを頚椎だけで支えられず胸椎、腰椎にも負担がかかります。上半身の理想の形態をイメージしてください。胸を張って頭のてっぺんを糸で吊られたような、スッとしたイメージはどうでしょう。
長身でちょっと遠慮気味な性格の方には、少々えらそうな姿勢に感じるかもしれません。性格的に合わないと言わず健康的なプラス面(横隔膜の上昇による内臓の下垂予防、循環機能改善、腰痛・肩こりの予防)を選んでください。

何よりスキーをする上で運動のできる身体になります。上半身の形態がバランスのいい状態になると、股関節の動きも良くなります。前後バランスを股関節で調節する感覚はコントロール性が高いのです。上半身の形態が不安定だと、バランスをコントロールしているのが股関節か腰か首かの区別がつきにくいのです。前述の上半身の形態が猫背の場合は、骨盤が受け腰になりやすく股関節もロックしやすくなります。その結果、雪面からの振動や衝撃を吸収しにくくなります。
話がくどくなってきましたが結局おすすめしたいのは、シンプルな姿勢です。前にお話したようにインナーマッスルを普通な状態に維持することです。

日常が大事なのです。
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2011年06月08日

Road to New Zealand Vol.2

『スキーの穴を掘り起こせ!』

HIGAです。
今日は、ちょっと具体的に…

女性に多いO脚。この原因は内股です。
頚骨の生理湾曲や骨盤の幅なども一因ですが、その要素も含め内股にする(つま先を内側に入れる)と、かかとが外側にいきO脚に見えます。
鏡の前で立ち方チェックをしてみましょう。(面倒くさがらずに!)
左右かかとをくっつけて、つま先を少し開いて膝を伸ばして立ちます。
左右の膝が軽くつくでしょうか?軽くってどのくらいでしょうか?確かめてみましょう。

かりに120度(10時/2時)ぐらいにつま先を広げてみましょう。その状態で膝を曲げてみてください。膝が、がに股に開くと思います。このつま先の開き具合を調節して、膝がまっすぐ前に出るつま先の角度を探してみてください。
つま先をぴったりつけても膝を曲げたときに膝と膝が離れていく人は、かかととかかとの間を少し広げてみてください。膝を伸ばして立っているときと、膝を曲げたときの左右の膝の動線が平行になる足の向きを発見してください。その立ち方が運動の効率を上げる合理的な姿勢です。足首、膝、股関節の変形が出る前に美しい脚の維持、改善に努めましょう。

つづく ...
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posted by スポネ★スタッフ at 16:28| Comment(0) | H-studio

2011年06月07日

Road to New Zealand Vol.1

『スキーの穴を掘り起こせ!』

こんにちは、HIGAです。
スキーに魅せられて40年、いまだ飽きることのない爽快感や疾走感と裏腹に、いまだ得ることのない到達感。この絶妙なバランスがスキーの魔力(スキーの穴)ではないでしょうか。その落とし穴に落ちてしまった羊たちを這い上がらせるのではなく、より深みにはめ掘り下げて、掘り下げて、地球の裏側、ニュージーランドまで掘り下げてみたいと思います。

皆さん、走って(歩いて)ますか?
100歳現役を目標にいつまでも滑れる身体をつくるため走る、歩くことが大切です。
朝は6時から子供たちと走り、昼は奥さんと歩いています。
先日、奥さんの同窓会で、奥さんが「うちのダンナ、私の後ろから歩いて、かかとの着く位置を、靴もう1足分内にとか、腕をもっと後ろに振ってとか言うねん。」友達は「めんどくさぁ~。」
確かに面倒くさい細かい男ですが、あえて言わせてください。姿勢が大事です。最近よく耳にするインナーマッスル(体幹筋)は姿勢保持筋です。日々の中で気持ちよく姿勢よく生活していれば自然と維持できるのです。特別なウェイトトレーニングは必要ないのです。美しいフォームで歩きましょう。走りましょう。かっこいいスキーを目指して。

つづく ...
h_st_001.jpg
posted by スポネ★スタッフ at 09:32| Comment(2) | H-studio