〜ブーツの中 @〜
HIGAです。
前回のスタンスとバランスについて、自分で意識することにより調整できる事と、調整してもできないことがあります。
例えば、左右の足の大きさはどうでしょうか。
最近では、自分の足の大きさ(長さや幅、高さ)に左右差があることをご存知の方も多いと思います。
例えば25pと言うので、実寸を測ると右24.2p、左24.8pという方がいたとします。(だいたい大きめを言う方が多い)
こんな場合、スキーブーツが25.0pか25.5pだと右足が前後にずれやすくなります。
長さだけでなく幅や甲の高さなども小さいとスキーブーツ縦センターに対するズレや、エッジング方向へのローリングも発生します。静的にはVol.6でお話しした9マスAタイプのバランスが感じられても、滑走時、動的には、ぼやけてきます。
根本的身体条件にズレがあると意識でバランスを調整することは難しくなります。
それを解決するために道具の調整が必要です。
以下のような症状の方はカスタムインソールとブーツチューンによる調整をおすすめします。
@ 外反母趾や足裏のタコ
A 左右の足長差
B 左右の扁平差 舟状骨(内くるぶし下の突起骨)の高低差
C しょう骨(かかと)の大きさ、傾きの左右差
D くるぶしの位置の左右差
E 足首前側のしわの左右差
F 足首の太さの左右差
G けい骨の湾曲の左右差
H ひらめ筋、ひふく筋、前けい骨筋の左右差
I 膝の高さの左右差
<サンプル画像>

※勇気のある方は、クリックして大きな画像でどうぞ。
「いいコーチはブーツの中の足が見える」と言うのが私の持論です。
長年にわたり、たくさんの素足を見せてくださった皆さんに感謝します。
今後も皆さんのサンプリングをお願いします。
足フェチ、HIGAでした。